遅延損害金とは?

■遅延損害金とは?
住宅ローンを滞納すると、金融機関から返済額に「遅延損害金」を上乗せされることになります。これはかなりの高率で、ローン残額に対して支払いが遅れた日数分だけ日割り計算で加算されます。ちなみに、「滞納しているローン額」ではなく、「ローンの残債全額」に対して日割り計算が行われるという点に注目してください。かなり膨大な金額になります。

■遅延損害金の発生について
たとえば3,000万円のローン残債があるとして、ローンの支払いが1ヶ月(30日)遅れたとします。利率が年率14%とすると、3000万円×14%÷12(1ヶ月分)=35万円。これは1ヶ月あたり支払うローン金額をはるかに上回ることになります。
そしてもし滞納が続いて最悪競売にでもかけられるようなことになると、競売の配当日(1年以上先)まで遅延損害金が債務に上積みされてゆくという悪夢のような事態に陥ることになります。

■任意売却の場合の遅延損害金
一方、任意売却の場合もローンの延滞期間が延びれば延びるほど遅延損害金が債務に上積みされてしまうことに違いはありません。
私たちが住宅ローン滞納に対しては「一刻も早くご相談を!」とたびたびお声掛けしているのは、このように雪だるま式に増えてゆく遅延損害金を放置しておくことを避けるためでもあるのです。

■任意売却後の遅延損害金について
任意売却後もし残債が残ってしまったら、その残債に対しても遅延損害金は発生し続けることになります。
ただし実際問題としては主たる資産(住宅)を売却した後に債務を増やし続けても回収は困難との見地から、住宅金融支援機構の場合は減額または免除の相談に乗ってくれますし、民間金融機関の場合はその都度ケースバイケースで「協議に応じる」ということになっています。この点の配慮についても競売の扱いとは雲泥の差です。

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上記の説明でおわかりいただけたと思いますが、遅延損害金の発生を抑えるには、少しでも早く任意売却でローン残債そのものを大幅に圧縮してしまうことです。
そして、日々増え続ける遅延損害金への対策としては「現実逃避をせず、一日も早く前向きに問題解決のスタートをする」勇気を持つことが一番です。問題を一日伸ばしにしてついに競売に追い込まれるのがいかに愚策か、よくおわかりいただけたことと存じます。

勇気を持って、私たちにご相談いただけるのを心待ちにしております。

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